連載「セキュリティにゃークサイド」に昨年一年間に掲載された山本洋介山先生撮影によるネコたちの人気投票を行う「セキュアキャットオブザイヤー2014」の結果を発表します。掲載写真の年間閲覧数による10位までのランキングと、年末に実施した読者ファン投票による3位までのランキング結果は右記の通りです。●フライングキャットがファン投票1位に栄えあるファン投票1位には、決定的瞬間をとらえた「誰よりも高く飛んでゲットしてやるんだにゃー(9月23日版)」が選ばれました。キャッチしたのはどんなマルウェアでしょうか。危険を排除しつつ、同時に遊びも忘れない姿勢に心を打たれます。そしてファン投票2位には、仲良く並んでバケツから水を飲む写真「水飲み場型攻撃かもしれないけど気にしてられないんだにゃー」が支持を集めました。閲覧ランキングでは9位となっています。何気ない風景ながら、仲間がいてコミュニティがあるからこそ成立する「水飲み場型攻撃」の言葉の定義を完璧なまでに説明した、素晴らしい一枚でした。ファン投票同数2位には、遠隔操作ウイルス事件に巻き込まれた江ノ島の猫のゆたかくんが選ばれています。2013年のセキュリティ業界は、遠隔操作ウイルス事件にまきこまれたゆたかくんで明けたといっても過言ではないでしょう。●NSA盗聴、パスワードリスト攻撃が高い注目度ファン投票時に実施した、昨年印象に残ったセキュリティの出来事で多かったのは、米NSAによる盗聴が「やっぱりやってた」等の声のもと、最多の票を集めました。次いでパスワードリスト攻撃及び、韓国で発生した3月と6月のサイバーテロに大きな関心が寄せられました。その他の多かった意見としては、「パーソナルデータに関する問題」「『ほこたて』の放映内容」「XPサポート終了への対応をやっと始められたこと」「EC-CUBEの脆弱性が多数発見されたこと」等々が挙げられています。ご投票いただいた方には創刊15周年記念ノベルティ名誉編集長猫柄手ぬぐいを発送いたしました。ありがとうございました。