独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月17日、「IPAサイバーセキュリティシンポジウム2014 ~「2020」年に向けて、知るべきこと、為すべきこと~」を2月19日に開催すると発表した。本シンポジウムは、開催まで6年余りとなった東京オリンピックを見据え、社会全体で取り組むべきサイバーセキュリティの課題と具体的な対策を明らかにすることを目的としたもの。ロンドンオリンピックでは、期間中に延べ2億件を上回るサイバー攻撃が行われたとされており、2020年の東京オリンピックの際も、オリンピックへの直接的な攻撃以外にも、これに便乗して社会インフラやあらゆる経済社会活動に向けた攻撃が行われる可能性があり、その備えに向けた取り組みが重要な課題となってきている。本シンポジウムは2月19日13時から17時10分、東京都千代田区のイイノホールにおいて開催、「オリンピックという世界が注目する一大イベントにおいてどのようなサイバーセキュリティ対策が必要なのか?」「サイバー攻撃に対抗する人材の不足をどのように解決していくのか?」「オリンピック開催による経済効果も睨みつつ、IT利活用により経済を活性化させていくにあたって、サイバーセキュリティ対策の推進として何が求められているのか?」などをテーマとしたプログラムで構成する予定。基調講演者には、2012年のロンドンオリンピックの際、英政府オリンピック実行委員会においてサイバーセキュリティ対応の責任者として全体の対応を指揮した、オリバー・ホーア氏を迎える。聴講料は無料だが、事前登録が必要。