ファイア・アイ株式会社は1月15日、FireEyeの仮想マシンベースのサイバー攻撃対策を小規模環境向けに拡張した「FireEye NX 900」を日本国内において提供開始したと発表した。販売予定価格(本体のみ)は1,599,000円から。これにより同社は、従来のエンタープライズ規模だけでなく、中堅・中小規模企業に対象を広げ、全層へソリューションを提供する。また、これに合わせて製品名およびハードウェアも変更し、ラインアップを刷新した。「NX 900」は、SOHOなどの小規模オフィスのほか、多くの大企業による業務上高い価値を持つ資産を扱うパワーユーザが在籍する、遠隔地のオフィスといった「ROBO」(リモートオフィス・ブランチオフィス)にも対応する。同社の管理製品からの一元管理も可能だ。「NX 900」は、30分以内に保護を実現する迅速なインストールや、高度な攻撃や持続的な脅威(APT)に対する保護、導入以前から存在していたマルウェアの検出、FireEyeアーキテクチャ全体と一体化され、さまざまな経路を通じての攻撃から企業を保護するといった特徴を持ち、スケーラビリティ以外は上位製品と同様の機能を搭載する。