日本マイクロソフト株式会社は1月15日、2014年1月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り4件で、すべて最大深刻度「重要」となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで6件。内容は以下の通り。「重要」MS14-001:Microsoft Word および Office Web Apps の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2916605)再起動が必要な場合ありMS14-002:Windows カーネルの脆弱性により 、特権が昇格される(2914368)要再起動MS14-003:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(2913602)要再起動MS14-004:Microsoft Dynamics AX の脆弱性により、サービス拒否が起こる(2880826)再起動が必要な場合ありこのうち、MS14-002(CVE-2013-5065)は脆弱性が一般に公開されており、脆弱性を悪用しようとする限定的な標的型攻撃が確認されている。今回のセキュリティ情報において、適用に優先順位を設定する必要がある企業ユーザの場合は、MS14-002(Windowsカーネル)を至急適用するよう推奨している。