そこで記念対談は趣旨を少し変更し、ハッカージャパン誌編集長の斉藤健一氏にハッカージャパン休刊の理由を聞くとともに、ハッカージャパン誌とも縁の深い、本誌編集長上野と、これまでのハッカージャパンを振り返ることにしました。(聞き手:ScanNetSecurity編集長 上野宣)
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──この間たまたま家の本を整理しててハッカージャパンの全号並べて写真撮ったばかりだったんですよ。まさかその次の号で最終号になるとは思ってもみなかったです。
残念ですが、これまでやってきて、セキュリティキャンプであったり、セキュリティ業界の人でキャンプに参加するきっかけやこの業界に入るきっかけがハッカージャパンという話はよく聞くので、まあ、ある一定の貢献はできたのかなって思います。月並みな発言ですけど。
──セキュリティキャンプに来る学生の中には生まれる前からハッカージャパンがある人もいるんですよね。15年あっという間だった気がするけど、その人にとっては人生と同じ長さなんですよね。
●休刊に至る経緯
──ハッカージャパンが休刊になるということですが、休刊に至る理由をお聞かせください。