株式会社損害保険ジャパン(損保ジャパン)は10月4日、同社の運送委託先である四国福山通運株式会社(四国福山通運)に引き渡した保険金支払いに関する書類が輸送過程において所在不明となり、個人情報が紛失したと発表した。これが9月11日、損保ジャパン高松火災新種サービスセンター課が、保険金支払いに関する書類を保管倉庫に輸送するため、四国福山通運に引き渡した。その後の輸送過程において書類が所在不明となり、9月19日の四国福山通運からの報告によって、顧客情報の紛失が判明したもの。現在、損保ジャパンおよび四国福山通運は書類の捜索を継続している。紛失した書類は保険金支払いに関する書類で、2010年3月25日および26日に損保ジャパン高松火災新種サービスセンター課(香川県高松市)において、保険金の支払い手続きが完了した傷害保険や賠償責任保険などの保険事故に関する書類(34件分)。これらの書類には、84名の顧客の個人情報(氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、保険事故情報、金融機関口座情報など)が記載されていた。なお、顧客によっては怪我の状況などといったセンシティブ情報を含む場合がある。