内閣官房セキュリティセンター(NISC)は9月26日、同日に開催された「情報セキュリティ対策推進会議第13回会合」について発表した。同会合では、「高度サイバー攻撃対処のためのリスク評価等のガイドライン(試行版)」についての決定、および「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準群」の見直しの方向性についての報告、各省庁で共用できるセキュアなグループウェアサービスについての報告が行われた。ガイドラインについては、標的型攻撃等の高度サイバー攻撃による脅威が深刻化していることから、重要な情報を守るため、各府省庁が、業務システムに防護策を計画的、重点的に講じていくためのガイドラインを定めた。情報セキュリティガバナンスの確立、高度サイバー攻撃対処のためのリスク評価の実施、高度サイバー攻撃対処のための対策実施をコンセプトに、情報セキュリティガバナンスの確立・リスク評価および高度サイバー攻撃(標的型攻撃)対処のための対策を実施するとしている。