平成25年上半期のサイバー犯罪、前年同期比で25.2%の増加(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

平成25年上半期のサイバー犯罪、前年同期比で25.2%の増加(警察庁)

警察庁は、「平成25年上半期のサイバー犯罪の検挙状況等について」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
警察庁は9月26日、「平成25年上半期のサイバー犯罪の検挙状況等について」を発表した。これによると、平成25年上半期の「サイバー犯罪」の検挙件数は4,093件で、前年同期比で825件、25.2%の増加となった。不正アクセス禁止法違反は817件(同+574件、+236.2%)、コンピュータ・電磁的記録対象犯罪および不正指令電磁的記録に関する罪は219件(同+124件、+130.5%)、ネットワーク利用犯罪は3,057件(同+127件、+4.3%)であった。

平成25年上半期に都道府県警察の相談窓口で受理したサイバー犯罪等に関する相談件数は39,392件で、同+242件、+0.6%と増加した。特に詐欺・悪質商法に関する相談が15,615件(同+955件、+6.5%)と大幅に増加し、一方、名誉毀損・誹謗中傷等に関する相談は4,717件(同-868件、-15.5%)と大きく減少した。同庁では今後の対策として、「全国協働捜査方式およびサイバー犯罪特別対処班の活用を進め、サイバー犯罪の取締りの効率的・効果的な推進を図る」「新種のウイルスを検知する資機材等の整備・活用、教養の充実により、悪質・巧妙化するサイバー犯罪の検挙を推進する」などを挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×