独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月20日、株式会社インターネットイニシアティブが提供するアクセスルータ「SEIL シリーズ」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、対象となるバージョンは脆弱性により異なる。「SEIL シリーズ」のPPPアクセスコンセントレータ(PPPAC)機能には、バッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-4709)およびRADIUS認証に関する脆弱性(CVE-2013-4708)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、攻撃者に任意のコードを実行されたり当該製品のサービスに不正にアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。