株式会社シマンテックは9月10日、セキュリティ対策チームを対象としたサイバーセキュリティ演習の提供を日本で初めて開始したと発表した。また、本プログラムが、コンピュータサイエンス専門の大学である公立大学法人会津大学が本年9月より開設する「2013年度 サイバー攻撃対策演習・情報セキュリティ講座」に採用された。本プログラムはシマンテックが独自に開発したものであり、教育機関に採用されたのは、日本では本ケースが初となる。本プログラムの受講者は、シマンテックのグローバルインテリジェンスネットワーク(GIN)によって得られる最新のセキュリティ知見より、サイバー攻撃の手法とその対処法を、攻撃側・防御側双方の立場から実践的な環境で学ぶことができる。いわゆる「CTF(Capture the Flag)」と呼ばれる、環境や条件、テーマが事前に定められた中で実施する従来型のコンテストとは異なり、受講者は実環境のもと独自のシナリオに沿って訓練を行う。また、さまざまな分野の方とともにチームを結成し対処していくなど、現実に即した形でのチーム演習が可能となるため、より実践的な技能を取得できるとしている。