独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月6日、Webサイト改ざん等のインシデントの急激な増加を受け、Webサイト運営者および管理者に対し、改めて点検と備えを呼びかけている。JPCERT/CCによると、Webサイト改ざんの被害件数が2013年6月、7月には1,000件を越えるなど、急激な増加が見受けられる。この攻撃を受けると、組織活動の停止あるいは遅滞、閲覧者のウイルス感染、秘匿情報(クレジットカード情報等)の漏えいなど、深刻な被害を及ぼす。増加しているWebサイトへの攻撃の代表的な例には、Webサイトの管理端末への侵入によるサイト改ざん、パスワードリスト攻撃、ソフトウェアの脆弱性を狙った攻撃、SQLインジェクション攻撃が挙げられる。発表では、代表的な攻撃への対策方法をそれぞれ解説している。