独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月16日、デルが提供する複数の「Latitude Laptop」および「Precision Mobile Workstation」にバッファオーバーフローの脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これらの製品は、BIOS更新処理において、アップデートイメージの署名を検証した上で更新が行われる。この更新処理には、rbu_packet.pktNumおよびrbu_packet.pktSizeの値に起因するバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-3582)が存在する。本脆弱性を使用することで、署名の検証を回避し、細工されたBIOSに更新することが可能となる。これにより、rootkitや悪意あるコードが含まれるBIOSを書き込まれる可能性がある。JVNでは、開発者サイトから適切なBIOSのアップデートを適用するよう呼びかけている。