エフセキュア株式会社は7月9日、新たに出現する脅威を遮断する、挙動に基づく最新の解析技術「ディープガード5」を発表した。同社の最新バージョン製品は、すでに本機能が適用されている。本技術のエクスプロイテーション防御機能によって、Webブラウザ、プラグイン、Microsoft Office、Javaといった、悪用されやすいプログラムのプロセスを監視する。また、Microsoft WordやPDFといった、文書形式のファイルを開くためのプログラムも監視する。さらに、エクスプロイト攻撃の兆候である怪しい挙動や悪意のある挙動を遮断する。プログラムが実行されると、ディープガードは動作を開始し、悪意のある行為を遅れて行うマルウェアを見つけるため、プログラムの実行中は監視を続ける。ディープガードの行動解析およびエクスプロイト遮断は、同社のセキュリティレイヤの2つを構成する。これにはブラウジング保護、シグネチャスキャン、ファイルレピュテーション、そして感染率検査も含まれる。また、不審な挙動の学習能力に最も優れているという。