エフセキュア株式会社は4月24日、ヨーロッパを中心に約200,000台のクライアントPCを対象にした同社のデータについて発表した。これによると、企業のPCの87%がビジネスのセキュリティに脅威を与える可能性のある重要なソフトウェア アップデートを実施していないことが明らかになった。特に、Java、Microsoft、Adobe Flash Player、Firefox、Open Officeはアップデートされないことが多くなっている。さらにデータによると、1件から4件の重要なアップデートを行っていないのは、企業のデスクトップPCおよびノートPCの49%、5件から9件が25%、13%は10件以上ものアップデートを行っていなかった。もしアップデートがなされていれば、5年間にわたって政府機関や研究機関、企業からも機密情報を盗んだマルウェア「Red October」による被害を簡単に回避できた可能性があるとしている。