内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は6月19日、同日開催された「情報セキュリティ対策推進会議第10回会合」について発表した。会合では、「政府におけるサイバー攻撃への迅速・的確な対処について」および「政府機関における情報セキュリティに係る年次報告(平成24年度)について」のそれぞれを決定した。政府におけるサイバー攻撃への迅速・的確な対処については、各府省庁は、サイバー攻撃に関する情報をNISCへ速やかに連絡すること、および情報セキュリティポリシーに記載すること、また、サイバー攻撃による事案が発生した際の所要の連絡体制を確認・構築すること、サイバー攻撃により国民の権利が侵害され、または行政事務の遂行に重大な支障を及ぼすおそれがある情報の漏えいや破損などの可能性がある事案が発生した場合には、必要に応じて国民への説明責任を果たすことを決定した。