独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月11日、Jun.Iの提供する、Android向けWebブラウザ「Angel Browser」にWebViewクラスに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Android OS 1.6 から 2.1 向けのAngel Browser 1.47b およびそれ以前」「Android OS 2.2 から 2.3.4 向けのAngel Browser 1.62b およびそれ以前」「Android OS 3.0 から 4.0.3 向けのAngel Browser 1.68b およびそれ以前」「Android OS 4.1 以降向けのAngel Browser 1.76b およびそれ以前」には、WebViewクラスに関する脆弱性(CVE-2013-3642)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザが不正な他のAndroidアプリケーションを使用した場合、当該製品のデータ領域にある情報が漏えいする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。