独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月20日、web2pyが提供するWebアプリケーションの作成、デザイン用のフレームワーク「web2py」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「web2py バージョン 2.3.1 より前のバージョンに同梱されている share.js ウィジェット」には、XSSの脆弱性(CVE-2013-2311)が存在する。この脆弱性が悪用されると、share.jsを使用するweb2pyアプリケーションにアクセスした場合、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートし、各アプリケーションが使用しているshare.jsを置き換えるよう呼びかけている。