IPAおよびJPCERT/CCは、フェンリルが提供するAndroid向けのWebブラウザ「Sleipnir Mobile for Android」に任意のエクステンション API が呼び出される脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
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独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月12日、フェンリル株式会社が提供するAndroid向けのWebブラウザ「Sleipnir Mobile for Android」に任意のエクステンション API が呼び出される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
「Sleipnir Mobile for Android 2.8.0 およびそれ以前」「Sleipnir Mobile for Android Black Edition 2.8.0 およびそれ以前」には、細工されたWebページから任意のエクステンション API を呼び出される脆弱性(CVE-2013-2304)が存在する。この脆弱性によって、細工されたWebページにアクセスすることで意図しないファイルをダウンロードさせられたり、当該ブラウザでログイン済みのサイトの HTTP レスポンスボディの情報を窃取される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。 《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》