独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月9日、SAND STUDIOが提供する、PCのWebブラウザ経由でAndroid端末とデータ転送や管理ができる「AirDroid」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「AirDroid」のWebインタフェースには、Android端末のメッセージを表示する際の処理に問題があり、XSSの脆弱性(CVE-2013-0134)が存在する。この脆弱性が悪用されると、AirDroidのWebインタフェースに接続しているWebブラウザ上で、任意のスクリプトが実行される可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、JVNではAirDroidのWebインタフェースでメッセージを表示しないようにすることで、本脆弱性の影響を軽減することができるとしている。