独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月11日、フェンリル株式会社が提供するWindows向けのWebブラウザ「Sleipnir」にアドレスバーを偽装される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Sleipnir 4 for Windows 4.0.0.4000 およびそれ以前」には、アドレスバーの鍵マークと色の表示処理に問題があり、アドレスバーの偽装が可能となる脆弱性(CVE-2013-2303)が存在する。この脆弱性によって、SSLが使用されていないページをSSLが使用されているページであると、ユーザが誤認する可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。