株式会社日立ソリューションズは3月22日、金融機関などが利用するレガシープロトコルをTCP/IPプロトコルに変換する「マルチプロトコルコンバータ」の後継機の販売を3月25日から開始すると発表した。本製品は、既存のネットワーク構成を変更することなく、企業間でのデータ送受信を可能にするもの。後継機では、LANアダプタの冗長化、シリアル通信の高速処理、およびメモリ容量の拡張など機能強化が図られている。具体的には、LANアダプタを2ポート装備し冗長化を可能にすることで、耐障害性を強化した。また、シリアル通信のデータ送信速度を、従来の最大64kbpsから最大1.5Mbpsに対応、データの高速処理を実現した。最大1.5Mbpsでの2ポート同時通信も可能となっている。さらに、メモリ容量を32MBに拡張することでキャッシュメモリの性能向上を図り、従来製品と比較してデータの処理効率を約10%向上した。3種類のラインアップが用意されており、価格は「PCNV-FT-1000-V2」で365,400円から。