独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月22日、Core FTPが提供するFTPクライアント「Core FTP」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。「Core FTP Version 2.2 (build 1769) より前のバージョン」には、ディレクトリ名の処理が原因でバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-0130)が存在する。この脆弱性により、悪意のあるFTPサーバにアクセスし、長い名前を持つディレクトリを削除することで、ユーザのシステム上で任意のコードが実行される可能性がある。また、長い名前を持つディレクトリに対してLISTコマンド、VIEWコマンドを使用することでDoS攻撃を受ける可能性もある。