独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は3月13日、アドビシステムズ社(アドビ)の「Adobe Flash Player」に、Webを閲覧することでDoS攻撃を受けたり、任意のコードを実行される可能性がある脆弱性について注意喚起を発表した。これはアドビが本脆弱性に対するセキュリティアップデート(APSB13-09)を公開したことを受けたもの。本脆弱性が悪用されると、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってPCが制御される可能性がある。影響を受けるバージョンは次の通り。・Adobe Flash Player 11.6.602.171 およびそれ以前のバージョンWindows版およびMacintosh版・Adobe Flash Player 11.2.202.273 およびそれ以前のバージョンLinux版・Adobe Flash Player 11.1.115.47 およびそれ以前のバージョンAndroid 4.x版・Adobe Flash Player 11.1.111.43 およびそれ以前のバージョンAndroid 3.x版およびAndroid 2.x版・Adobe AIR 3.6.0.597 およびそれ以前のバージョンWindows版、Macintosh版、Android版・Adobe AIR 3.6.0.597 SDK およびそれ以前のバージョン・Adobe AIR 3.6.0.599 SDK & Compiler およびそれ以前のバージョンアドビからは、「攻撃対象になるリスクが比較的に高い脆弱性」としてアナウンスがされているため、IPAでは至急、修正プログラムを適用するよう呼びかけている。