IPAおよびJPCERT/CCは、「Ruby on Rails」に脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
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独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月29日、Ruby on Railsが提供する「Ruby on Rails」に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、本脆弱性はCVE-2013-0156とは異なるもの。
「Ruby on Rails 3.0.20 より前の 3.0 系」および「Ruby on Rails 2.3.16 より前の 2.3 系」のJSON解析処理には脆弱性(CVE-2013-0333)が存在する。この脆弱性が悪用されると、第三者によって認証を回避されたり、任意のコードの実行やDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデート、あるいはパッチを適用するよう呼びかけている。なお、JSONGemを使用することで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。 《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》