東京都福祉保健局は17日、都内のインフルエンザ定点医療機関からの2013年第2週(1月7〜13日)の患者報告数が、流行注意報基準である定点あたり10.0人を超えた、と発表した。 今後、大きな流行へと拡大する可能性があるため、インフルエンザの予防、拡大防止のため、より一層の注意を呼びかけている。 流行注意報基準とは、感染症発生動向調査による定点報告において、10人/定点(週)を超えた保健所の、管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合。 都内411ヵ所のインフルエンザ定点医療機関からの、第2週の患者報告数は14.3人/定点(週)だった。患者報告数が10.0人/定点を超えたのは、都内31保健所中25保健所で、管内人口の合計は、東京都全体の87.0%になる。 今シーズン(2012年9月3日以降)、都内の学校や社会福祉施設等でインフルエンザ様疾患の集団感染事例が発生した件数は、1月13日までに87件。また感染症発生動向調査における都内の今シーズンのインフルエンザウイルス検出状況では、現在、AH3(A香港型)が90%以上を占めている。インフルエンザ対策のポイント●こまめな手洗い●休養・栄養・水分補給●咳エチケット●適度な室内加湿・換気●予防接種(かかりつけ医と相談)