独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月21日、コンクリートファイブジャパン株式会社が提供するオープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)である「concrete5」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「concrete5 日本語版 5.5.1から5.5.2.1まで」および「concrete5 英語版 5.5.0から5.6.0.2まで」には、XSSの脆弱性(CVE-2012-5181)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、英語版の修正バージョンの公開時期は未定としている。