デジタルアーツ株式会社は10月17日、都内で販売パートナー総会を開き、中期ロードマップを発表した。代表取締役社長 道具登志夫氏は冒頭の挨拶で、新しい組織体制や海外投資などについて説明したあと、これまでの売上の柱であるURLフィルタリングソフト「i-FILTER」につぐ思い入れのある商品として、ファイル暗号化ソフト「FinalCode」の名前をあげた。FinalCodeは、11月21日発売されるメールフィルタリングソフト m-FILTER Ver3.5 のオプション機能として提供される、重要ファイルのトレーサビリティを実現するDLP製品。ファイル所有者が、送信相手のハードディスクからファイルを消去するような新しい機能を持つ。続いて壇上に立った同社取締役 研究開発部 部長 高橋則行氏は、クラウドから提供されるアプリケーションサービスは、2016年度に2011年度比8倍の成長が見込まれるという調査結果を挙げ、Web・メールフィルタリング、ファイル暗号化、統合ログ管理ツール、Webアプリケーションファイアウォールなど2015年の売上見込上位9種のセキュリティツールすべてを同社製品ポートフォリオにおさめる計画であることを明らかにした。