株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は10月10日、「BIND 9.xの脆弱性(サービス停止)について」を発表した。これは、BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となる脆弱性が、開発元のISCから発表されたというもの。ISCでは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「重大(Critical)」と評価している。本脆弱性により、提供者が意図しないサービスの停止が発生する可能性がある。本脆弱性は影響が大きく、しかもキャッシュDNSサーバおよび権威DNSサーバの双方が対象となることから、該当するBIND 9.xを利用しているユーザは関連情報の収集、緊急パッチの適用など、適切な対応を速やかに取ることを強く推奨している。「9.6系列:9.6-ESV~9.6-ESV-R7-P3」「9.7系列:9.7.0~9.7.6-P3」「9.8系列:9.8.0~9.8.3-P3」「9.9系列:9.9.0~9.9.1-P3」、また9.2以降のすべてのバージョンのBIND 9には、リソースレコード(RR)の取り扱いに不具合があり、特定のRDATAの組み合わせが読み込まれた場合、以降の関連するRRの問い合わせにより、namedがロックアップする(無応答になる)障害が発生する(CVE-2012-5166)。JPRSでは、本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.9.1-P4、9.8.3-P4、9.7.6-P4、9.6-ESV-R7-P4)、または新リリース(BIND 9.9.2、9.8.4、9.7.7、9.6-ESV-R8)への更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされるパッチの適用を、速やかに実施するよう呼びかけている。