平成24年上半期のサイバー犯罪、ウイルスや児童買春・ポルノが大幅に増加(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

平成24年上半期のサイバー犯罪、ウイルスや児童買春・ポルノが大幅に増加(警察庁)

警察庁は、「平成24年上半期のサイバー犯罪の検挙状況等について」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
警察庁は9月20日、「平成24年上半期のサイバー犯罪の検挙状況等について」を発表した。これによると、平成24年上半期の「サイバー犯罪」の検挙件数は3,268件で、前年同期比で755件、30.0%の増加となった。このうち「ネットワーク利用犯罪」は2,930件と同569件、24.1%と半期統計で過去最高となった。特に「児童買春・児童ポルノ法違反(ポルノ)」が530件で同177件、50.1%と大幅に増加したことが要因となっている。

不正アクセス禁止法違反は243件で、同144件、145.5%と倍増した。コンピュータまたは電磁的記録を対象とした犯罪は95件で、同42件、79.2%と大幅に増加した。また、平成22年上半期に都道府県警察の相談窓口で受理したサイバー犯罪等に関する相談件数は39,150件で、同1,493件、13.4%の減少となった。ただし、「迷惑メール」に関する相談は6,569件で同909件、16.1%の増加となり、さらに「コンピュータ・ウイルス」に関する相談は285件で、129件、82.7%と大幅に増加している。同庁では今後の対策として、「改正不正アクセス禁止法の的確な運用」「不正指令電磁的記録犯罪(ウイルス罪)への的確な対処」「違法情報等の取締りの強化」「被害防止対策の推進」「サイバー犯罪に関する相談窓口の充実強化」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×