独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月14日、トレンドマイクロ株式会社が提供する企業向けのメールセキュリティスイート製品「InterScan Messaging Security Suite」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。InterScan Messaging Security Suiteには、クロスサイトスクリプティングおよびクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性(CVE-2012-2995、CVE-2012-2996)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ログインしているユーザの権限で任意のスクリプトを実行される可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、JVNではアクセスを制限することで本脆弱性の影響を軽減することができるとしている。