脆弱性攻撃、クライムウェア、Androidマルウェアが活発--上半期レポート(エフセキュア) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

脆弱性攻撃、クライムウェア、Androidマルウェアが活発--上半期レポート(エフセキュア)

エフセキュア・コーポレーションは、2012年上半期における脅威を分析したレポート「Threat Report H1 2012」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
エフセキュア株式会社は8月28日、エフセキュア・コーポレーションが2012年上半期における脅威を分析したレポート「Threat Report H1 2012」を発表した。レポートによると、同半期にPCの脆弱性を利用したマルウェアの拡散が増加した。この現象は、最近のエクスプロイト・キットの性能向上を受けたもので、これにより技術的なレベルの高くないユーザでも、簡単に複数の脆弱性を攻撃できるようになっている。特に重要なキットは「Blackhole」であり、100を超える亜種が報告され、現在で最も使われているエクスプロイト・キットとなっている。

脆弱性攻撃では、Javaの脆弱性を悪用してMac OS Xで動くマシンを乗っ取るトロイの木馬「Flashback」も特徴的としている。クライムウェアでは、銀行関連のトロイの木馬である「Zeus」から派生したマルウェアが依然として増殖を続けている。モバイル分野では、Androidが大部分の脅威のプラットフォームになっており、2012年第2四半期だけでも悪意あるファイルサンプルの検出が65%増加し、新たに19種類のマルウェアファミリーが特定されている。また今年は、ドライブバイAndroidマルウェアが初めて現れるとともに、Twitterがボットのコントロール・メカニズムとして利用されるようになった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×