独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月2日、GoodiWareが提供する、Appleのモバイルデバイス向けPDFなどのドキュメントリーダである「GoodReader」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「GoodReader for iPad 3.16 およびそれ以前」および「GoodReader for iPhone / iPod Touch 3.15.1 およびそれ以前」には、XSSの脆弱性(CVE-2012-2648)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザがWebブラウザ経由でGoodReaderを使用した場合、そのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。