独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月25日、株式会社シマンテックの提供する「Symantec Web Gateway」の管理コンソールなどにSQLインジェクションを含む複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Symantec Web Gateway 5.0.x.x」の管理コンソールおよびアプリケーションには、複数の脆弱性(CVE-2012-2953、CVE-2012-2957、CVE-2012-2574、CVE-2012-2961、CVE-2012-2976、CVE-2012-2977)が存在する。たとえば管理コンソールには、外部入力値の検証が不完全なため、不正なリモートアクセスが可能になり、コンソールで任意のコマンドが実行される危険性などがある。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に任意のコマンドを実行されたりデータベースを操作される可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとにアップデートするよう呼びかけている。