警察庁は6月20日、2012年5月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、5月の振り込め詐欺の認知件数は469件で、このうち440件が既遂、被害総額(既遂のみ)は10億5,950万円、検挙件数は153件、検挙人員は73名と、前月より件数、被害総額ともに減少している。オレオレ詐欺では、認知件数が267件、このうち242件が既遂、被害総額は6億7,895万円、検挙件数は97件、検挙人員は62名と、こちらも減少した。架空請求詐欺の認知件数は72件で、このうち70件が既遂、被害総額は1億6,060万円、検挙件数は55件、検挙人員は8名と、検挙件数が増加した。形態別で見ると、「有料サイト利用料金等名目」が28件で最も多かった。このほか融資保証金詐欺が44件で被害総額1億4,865万円、還付金等詐欺が86件で被害総額7,129万円などとなっている。