ソフォス株式会社は6月18日、無償アプリで検出されたAndroidマルウェアのトップ5を発表した。なお、本ニュースは同社の英本社による「Naked Security」サイトに掲載された記事を翻訳したもの。同社のAndroid向け無償ウイルス対策アプリ「Sophos Mobile Security for Android」で検出された、Android携帯やタブレットを標的としたマルウェアの状況は以下の通り。1位:Andr/PJApps-C(63.4%)2位:Andr/BBridge-A(8.8%)3位:Andr/Generic-S(6.1%)4位:Andr/BatteryD-A(4.0%)5位:Andr/DrSheep-A(2.6%)特に2位となった「Andr/BBridge-A」は、アクセス権のないユーザにアクセス権を与え、Androidデバイスに悪意あるアプリをインストールする。HTTPを使用して、リモートサーバを経由しID情報などを盗み出して送信する。SMSメッセージの送信や盗聴も可能なため、モバイルデバイスの所有者に課金をされてしまう可能性がある。実際に、有料サービスの契約確認画面が表示されず、知らないうちに課金されてしまうケースもあるという。