社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は5月30日、任天堂株式会社からの報告により、愛知県警サイバー犯罪対策課と千種署が同日、携帯用家庭ゲーム機にあらかじめ内蔵されている不正コピー版ゲームソフト使用制限プログラムについて、これを無効化する装置をインターネットを通じて販売した埼玉県三郷市の自営業男性(39歳)を不正競争防止法違反(技術的制限手段回避装置提供行為)の疑いで逮捕したことを著作権侵害事件として発表した。この男性は、201年2月14日から3月9日までの間、3回にわたりインターネット販売サイトを通じて、3人の顧客に対しニンテンドーDSに施された技術的制限手段(セキュリティ)を回避してコピーゲームの起動を可能にする、いわゆる「マジコン」と呼ばれる装置を代金合計7,200円で販売、郵送して不正競争を行った。なお警察によると、男性はマジコンの販売を認めており、またニンテンドーDS用マジコンの販売に不正競争防止法を適用しての逮捕は全国初となる。