複数の Mozilla 製品の AttributeChildRemoved メソッドに起因する解放済みメモリ使用の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.23(月)

複数の Mozilla 製品の AttributeChildRemoved メソッドに起因する解放済みメモリ使用の脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Mozilla Firefox を含む複数の Mozilla 製品に解放済みメモリを使用してしてしまう脆弱性が報告されました。
ユーザが悪質な Web ページを閲覧した場合に、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。
脆弱性を悪用された場合の影響度が高く、今後、当該脆弱性を悪用するマルウェア等が出現する可能性も考えられるため、対象のユーザは速やかに以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
10.0
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2011-3659&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29


3.影響を受けるソフトウェア
Mozilla Firefox 9.0.1 以前
Mozilla Firefox 3.6.25 以前
Mozilla SeaMonkey 2.6 以前
Mozilla Thunderbird 3.1.17 以前
Mozilla Thunderbird 9.0.1 以前

※影響を受けるバージョンの Mozilla 製品が含まれる、Linux ディストリビューションにおいても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。


4.解説
Mozilla Firefox/SeaMonkey/Thunderbird には、AttributeChildRemoved メソッドからの不適切な通知に起因して、意図せず nsDOMAttribute ノードから子ノードを削除してしまう不備があります。
このため、DOM ノードオブジェクトを操作する不正な Web ページを処理した場合に、削除済み nsDOMAttribute ノードの子ノードを参照可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は、該当の Mozilla 製品を実行するユーザの権限で任意のコード実行が可能となります。

この脆弱性は、regenrecht 氏が 2011/12/6 に発見し、mozilla.org が 2012/1/31 にアドバイザリと共に解消バージョンを公開した問題です。
その後、2012/5/13 に、Metasploit でこの脆弱性を悪用する攻撃ツールが公開されています。


5.対策
○Mozilla Firefox
======
以下の Web サイトより Mozilla Firefox 3.6.26/10.0 以降を入手しアップ
デートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。
※なお、Firefox 3.6.x は、2012/4/23 付けでサポート終了となっているため、
Firefox 10.0 以降にアップデートすることを推奨します。

Mozilla Firefox 3.6.26/10.0:
http://www.mozilla.com/firefox/
----------------------------------------------------------------------
○Mozilla SeaMonkey
======
以下の Web サイトより Mozilla SeaMonkey 2.7 以降を入手しアップデートす
ることで、この脆弱性を解消することが可能です。

Mozilla SeaMonkey 2.7:
http://www.seamonkey-project.org/
----------------------------------------------------------------------
○Mozilla Thunderbird
======
以下の Web サイトより Mozilla Thunderbird 3.1.18/10.0 以降を入手しアッ
プデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。
※なお、Thunderbird 3.1.x は、2012/4/23 付けでサポート終了となっている
ため、Thunderbird 10.0 以降にアップデートすることを推奨します。

Mozilla Thunderbird 3.1.18/10.0:
http://www.mozilla.com/thunderbird/


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター

※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。
《吉澤 亨史》

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