独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月15日、baserCMSユーザー会が提供するオープンソースのコンテンツ管理システム「baserCMS」にセッション管理不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「baserCMS 1.6.15 およびそれ以前のバージョン」には、セッション管理不備の脆弱性(CVE-2012-1248)が存在する。この問題が悪用されると、レンタルサーバ等のように複数サイトがひとつのサーバを共有する環境において、それぞれがbaserCMSを設置している場合、他サイトのbaserCMSでログインしている第三者に管理者権限でログインされる可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、対策版を適用するまでの間、app/config/core.phpを書き換えることで本脆弱性の影響を回避できるとしている。