【地震】福島第一原子力発電所の状況(5月9日午後3時現在)……ろ過水漏えい | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

【地震】福島第一原子力発電所の状況(5月9日午後3時現在)……ろ過水漏えい

 東京電力福島第一原子力発電所旧事務本館前にある、ろ過水送水用ポンプ室付近で9日、水漏れが発生した。水漏れはすぐに停止、漏えいした水の表面線量率は周辺の雰囲気線量率と同等。また敷地外への漏えいは無いという。

製品・サービス・業界動向 ダイジェストニュース
 東京電力福島第一原子力発電所旧事務本館前にある、ろ過水送水用ポンプ室付近で9日、水漏れが発生した。水漏れはすぐに停止、漏えいした水の表面線量率は周辺の雰囲気線量率と同等。また敷地外への漏えいは無いという。

 東京電力が5月9日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。

※5月9日午前8時2分、第二セシウム吸着装置において、フィルタの逆洗をするため、当該装置を一時停止。

※5月9日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ移送を開始。

※去る5月3日午後2時52分に2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。5月9日午前10時30分、この移送を停止。

※5月9日午後0時45分頃、旧事務本館前にある、ろ過水送水用ポンプ室付近から水が霧状に吹き出していることを監視カメラにより確認。その後、午後1時に当該ポンプを停止し、午後1時7分にろ過水の供給元弁を閉にする操作を行なった。

午後1時3分に水の漏えいが停止していることを監視カメラにて確認。漏えいした水の表面線量率は300~400マイクロシーベルト/h程度で周辺の雰囲気線量率と同等。

現場を確認した結果、当該ポンプに接続しているホース(ろ過水用)に亀裂が発生していたことにより漏えいが発生したことを確認。

漏えいした水はろ過水であり、側溝の下流側に水が流れていないこと、漏えい箇所付近に水が流れた痕が無いことから敷地外への漏えいが無いことを確認。今後、ホースの交換を行う予定。
《編集部@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×