紛失時には電子証明書をリモート操作で失効させ不正アクセスを防止、microSDカードサイズのモバイル認証デバイスを販売(日立製作所) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

紛失時には電子証明書をリモート操作で失効させ不正アクセスを防止、microSDカードサイズのモバイル認証デバイスを販売(日立製作所)

 日立製作所は23日、モバイル端末におけるネットワークを介したアクセスの高セキュリティ化を実現するセキュリティデバイス「KeyMobile」の後継製品「KeyMobileMSD」を発表した。25日から販売を開始する。

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 日立製作所は23日、モバイル端末におけるネットワークを介したアクセスの高セキュリティ化を実現するセキュリティデバイス「KeyMobile」の後継製品「KeyMobileMSD」を発表した。25日から販売を開始する。

 モバイル認証デバイス「KeyMobileMSD」は、microSDカードサイズに、金融機関などのICカードに用いられる耐タンパ性(外部からの内部解析や改変といった攻撃に強いこと)に優れたセキュリティレベルの高いICチップとフラッシュメモリを搭載した認証デバイスとなっている。ICチップ内にPKI機能で使用する電子証明書の格納やPINの設定ができる。処理速度の向上も図られているとのこと。

 microSDカードサイズと小型であるため、モバイルノートPCをはじめ、スマートフォンやタブレットPCなどのスマートデバイスへも適用可能。モバイル端末の紛失や盗難の場合には、電子証明書をリモート操作で失効させ、不正アクセスやなりすましを防ぐこともできる。情報セキュリティ国際評価基準「Common Criteria(CC)」の保証レベル4+(EAL4+)認定を取得したICチップを採用している他、ICチップにはRSA暗号2048ビットに対応したPKIカードアプリケーションソフトウェアを搭載するなど、高いセキュリティレベルを実現した。

 今回、製品販売に加え、従来から提供してきた日立のセキュリティソリューション「Secureplaza」の「モバイルセキュリティソリューション」を強化し、各種モバイル端末向け製品のラインアップの拡充を図る。その第一弾として、Microsoft Windowsを搭載したモバイルノートPCとタブレットPC向けに本製品を適用するとのこと。今後は、AndroidスマートフォンやタブレットPCなどへ適用範囲の拡大を予定している。

 価格は税込17,800円。利用の際は、市販のmicroSDリーダライタもしくは、microSDカードスロットを搭載した機器が必要。

日立、microSD型のモバイル認証デバイス「KeyMobileMSD」発売

《冨岡晶@RBB TODAY》

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