株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は4月19日、100万台を超える感染したコンピュータによるボットネットの構築を可能にするウイルス「Win32.Rmnet.12」の大規模な拡散について発表した。「Win32.Rmnet.12」は、Windows PCを感染させてバックドアとして機能し、一般的なFTPクライアントによって保存されたパスワードを盗む。これらのパスワードは後に、ネットワーク攻撃を仕掛けたり、Webサイトを感染させる目的で使用されることがある。また、リモートサーバから受け取ったコマンドを実行することもできるが、コマンドにはOSの動作を停止させてしまうものもあるという。