偽ウイルス対策ソフトサイトが巧妙化、Flashにより「本物らしさ」を演出(シマンテック) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

偽ウイルス対策ソフトサイトが巧妙化、Flashにより「本物らしさ」を演出(シマンテック)

シマンテックは、ウイルス対策ソフトウェアに偽装してユーザを脅迫するスケアウェアが巧妙化しているとして、比較的新しい偽ウイルス対策アプリケーション「Windows Risk Minimizer」をブログで紹介している。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社シマンテックは3月26日、ウイルス対策ソフトウェアに偽装してユーザを脅迫するスケアウェアが巧妙化しているとして、比較的新しい偽ウイルス対策アプリケーション「Windows Risk Minimizer」をブログで紹介している。この偽ウイルス対策ソフトウェアは、利用者の多い Webメールサービスから送信されるスパムを通じて広められている。スパムメッセージには、危殆化したドメインへのリンクが掲載されており、そのリンクをクリックすると偽ウイルス対策のサイトにリダイレクトされるようになっている。

調査の結果、わずか数時間で300を超えるドメインが危殆化して利用されたことが確認された。偽ウイルス対策のサイトを開くと、まずJavaScriptで書かれた警告メッセージが表示され、「Windows Secure Kit 2012」によって、コンピュータが感染していると通告される。ページにはFlashが使われており、いかにもそれらしいアイコンや進行バー、ダイアログボックスなどを使って本物らしさが演出されている。スキャンを実行すると結果の画面が表示され、感染を除去するというプログラムをインストールするとマルウェアに感染し、何度もソフトの購入を促す画面が表示されることになる。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×