検証は、Windows XP SP3 Internet Explorer 6から8までのFlash Playerを検証ターゲットシステムとして実施した。検証は、ターゲットシステムにWebページを閲覧させ攻撃コードを実行させる。それによって、ターゲットシステムにおいて任意のコードを実行させるというもの。ターゲットシステムは、悪意のあるユーザが用意したホストに制御が誘導される。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するもの。その結果、誘導先のコンピュータ(Debian 6.04)のコンソール上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示されたことから、ターゲットシステムの制御の奪取に成功したと確認された。 《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》