独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月9日、Jenkins CIの提供するソフトウェア開発者向けの継続的インテグレーション支援開発ツール(CIツール)「Jenkins」に複数のクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Jenkins 1.452 およびそれ以前」「Jenkins Enterprise by CloudBees 1.424.3 およびそれ以前」「Jenkins Enterprise by CloudBees 1.400.0.12 およびそれ以前」には、複数のXSSの脆弱性(CVE-2012-0324、CVE-2012-0325)が存在する。この問題が悪用されると、ユーザのWebブラザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。