Oracle Java Web Start の JNLP ファイル処理に起因する任意コード実行の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.22(日)

Oracle Java Web Start の JNLP ファイル処理に起因する任意コード実行の脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Oracle Java Web Start には、JNLP ファイルを処理する際に入力値チェックを適切に行わない脆弱性が存在します。
ユーザが悪質な Java アプリケーションを利用する Web ページを閲覧した場合、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。
攻撃を受けた場合の影響度が高く、今後、当該脆弱性を悪用する攻撃サイトなどが出現する可能性も考えられるため、対象のユーザは速やかに以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
10.0
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2012-0500&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29


3.影響を受けるソフトウェア
Java SE (JDK and JRE) 6 Update 30 以前
Java SE (JDK and JRE) 7 Update 2 以前
JavaFX 2.0.2 以前

※影響を受けるバージョンの Java SE が含まれる Mac OS や Linux、UNIX においても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。


4.解説
Java Web Start (JWS) は、Java アプリケーションを Web サーバから自動的にダウンロードし、サンドボックス上で実行する機能を提供します。また、JWS は、Java Runtime Environment (JRE) に含まれており、Java SE をインストールする際に、同時にインストールされます。

JWS には、Java Network Launching Protocol (JNLP) ファイルを取り扱う際に属性値に指定されたダブルクォート (") を適切に処理しない不備があります。
このため、j2se 要素の java-vm-args 属性に不適切なダブルクォートを含めた不正な JNLP ファイルを処理した場合に、仮想マシン (JVM) に任意のコマンドライン引数を渡すことが可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は Web ブラウザを実行するユーザの権限で任意のコードが実行可能となります。

この脆弱性は、Java ベースのクライアントアプリケーションのみが影響を受け、信頼できない Java Web Start または Java アプリケーションを介してのみ悪用される可能性があると、Oracle が報告しています。


5.対策
(Web非公開)

6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック コンピュータセキュリティ研究所

※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。

Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. OSSに潜在する訴訟・脆弱性リスク

    OSSに潜在する訴訟・脆弱性リスク

  2. 「JP1/秘文」で作成した自己復号型機密ファイルに、DLL読込に関する脆弱性(HIRT)

    「JP1/秘文」で作成した自己復号型機密ファイルに、DLL読込に関する脆弱性(HIRT)

  3. 「KRACKs」に対して、現時点で想定される脅威と対策をまとめたレポート(NTTデータ先端技術)

    「KRACKs」に対して、現時点で想定される脅威と対策をまとめたレポート(NTTデータ先端技術)

  4. 「DLL読み込み」の脆弱性の公表件数が急増、対策方法を紹介(IPA)

  5. Apache Tomcat において値検証不備により JSP ファイルがアップロード可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  6. WPA2の脆弱性「KRACKs」に注意喚起、通信を盗聴される可能性(JVN)

  7. 10月10日に「Office 2007」の延長サポートが終了、しかし40万台が今も利用(トレンドマイクロ)

  8. マイクロソフトが10月のセキュリティ更新プログラムを公開、すでに悪用も(IPA)

  9. Apache Tomcatにおける、任意のファイルをアップロードされる脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)

  10. インシデントは「スキャン」が半数、フィッシングサイト報告件数は千件超え(JPCERT/CC)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×