1.概要Plone および Zope に任意のコマンドが実行可能な脆弱性が報告されました。リモートの第三者に利用された場合、システム上で不正な操作が実行される可能性があります。この脆弱性は、Plone Security チームが 2011/9/30 に発見し、plone.org および zope.org が 2011/10/4 にパッチを公開した問題です。その後、Nick Miles 氏が 2011/12/21 に、攻撃コードを公開しています。脆弱性の悪用は容易であり、また悪用された場合の影響度が高いため、対象のユーザは速やかに以下の対策を実施することを推奨します。2.深刻度(CVSS)9.3http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2011-3587&vector=%28AV%3AN/AC%3AM/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%293.影響を受けるソフトウェアPlone 4.0.9 以前Plone 4.1Zope 2.12.19 以前Zope 2.13.9 以前※開発版である Plone 4.2a2 以前もこの脆弱性の影響を受けます。4.解説Zope は、Python で書かれたオープンソースのクロスプラットフォームに対応した Web アプリケーションサーバです。また、Plone は、Zope 上で動作するコンテンツ管理システム(CMS)であり、Plone パッケージには、Zope が同梱されています。Zope には、/saxutils/os/popen2 における cmd パラメータの入力値チェックに不備があるため、当該パラメータを介して任意のコマンドを実行可能な脆弱性が存在します。この脆弱性を利用することでリモートの攻撃者は、Plone/Zope サービスの実行権限で任意のコード実行が可能となります。5.対策(Web非公開)6.ソースコード(Web非公開)(執筆:株式会社ラック コンピュータセキュリティ研究所)※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。Scan Tech Reporthttp://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html