NTT Comなど5団体、クラウド基盤技術の相互運用性を検証するタスクフォースを設立 | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

NTT Comなど5団体、クラウド基盤技術の相互運用性を検証するタスクフォースを設立

 一般社団法人クラウド利用促進機構、NTTコミュニケーションズなど5団体は3日、オープンソースベースのクラウド基盤技術の普及・利活用の促進を図るため「オープンクラウド実証実験タスクフォース」を設立した。

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 一般社団法人クラウド利用促進機構、オープンクラウドキャンパス、クラウド・ビジネス・アライアンス、北海道大学情報基盤センター、NTTコミュニケーションズの5団体は3日、オープンソースベースのクラウド基盤技術の普及・利活用の促進を図るため「オープンクラウド実証実験タスクフォース」を設立した。

 同タスクフォースでは、OpenStack、CloudStack、OpenFlow、CloudFoundryなど、クラウドコンピューティングを構成するシステム基盤向けの、複数のオープンソース実装について相互運用実験を進め、構築・運用ノウハウを業界全体で共有するとともに、より質の高いクラウドサービスの提供を目的としている。これまでは、各種オープンソース実装について個別に評価するに留まっており、複数の実装を連携させた時の動作を実証する機会が乏しいことが課題となっていた。

 主な活動内容は、情報ネットワーク構築の活動基盤となるオープンなプラットフォームを各研究会で分担して構築・運用し、実際の技術検証を実施する。また、研究会の中で別途ワーキンググループを設立して活動を行う。定期的なタスクフォース報告会を開催し、検証状況の共有、課題対策等技術情報の交換、および実証実験情報の整備を図る。検証状況、および検証結果等をドキュメント化し、それらの情報を同タスクフォースのホームページ上などで公開し、業界全体で広く共有する。といったもの。

 別途設立されるワーキンググループは、OpenIaas研究会や、OpenPaas研究会、OpenStorage研究会、OpenNetwork研究会などとなっている。

 タスクフォースの活動期間は本日から、2013年の3月31日までの予定。
《白石 雄太@RBB TODAY》

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