肥満者は男性30.4%、女性21.1%、女性は年収により差も(厚生労働省) | ScanNetSecurity
2024.04.23(火)

肥満者は男性30.4%、女性21.1%、女性は年収により差も(厚生労働省)

 厚生労働省は1月31日、「平成22年国民健康・栄養調査結果の概要」を取りまとめてホームページに公表した。同調査は、国民の身体の状況、栄養素等摂取量および生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進を図るための基礎資料を得ることを目的に実施。

製品・サービス・業界動向 ダイジェストニュース
 厚生労働省は1月31日、「平成22年国民健康・栄養調査結果の概要」を取りまとめてホームページに公表した。

 この調査は、健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量および生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進を図るための基礎資料を得ることを目的に実施。

 調査の対象は、平成22年国民生活基礎調査(11,000単位区内の世帯約29万世帯および世帯員約75万人)において設定された単位区から層化無作為抽出した300単位区内の世帯および世帯員であり、平成22年11月1日現在で満1歳以上の人。調査実施世帯は3,684世帯。ここでは、主に体型、食生活、運動に関する状況をみることにする。

 肥満者(BMI≧25)の割合は、男性30.4%、女性21.1%であり、前年に比べて男女ともその割合は変わらない。やせの人(BMI<18.5)の割合は、男性4.6%、女性11.0%であり、前年に比べて男女ともその割合は変わらない。また、朝食の欠食率は、男性13.7%、女性10.3%であり、前年に比べて男女とも割合は変わらない。脂肪エネルギー比率が30%以上の人の割合は、男性20.7%、女性28.5%となっている。

 運動習慣のある人の割合は、男性34.8%、女性28.5%であり、前年に比べて男女ともその割合は変わらない。また、1日の歩数の平均値は、男性7,136歩、女性6,117歩であり、前年に比べて男性は変わらないが、女性は減少している。

 また、世帯所得を3区分(200万未満、200万以上~600万未満、600万以上)に分け、年齢、世帯員数を調整したうえで、世帯所得が600万以上の世帯員を基準として、200万未満、200万以上~600万未満の世帯員の生活習慣等(体型、食生活、運動、たばこ、飲酒、睡眠)の状況を比較している。

 肥満者の割合は、男性では差がみられなかったが、女性では200万円未満と200~600万円未満の世帯で高くなっている。習慣的な朝食欠食者の割合は、男性では200万円未満と200~600万円未満の世帯で高く、女性では200万円未満の世帯で高かった。現在習慣的に喫煙している人の割合は、男女とも200万円未満と200~600万円未満の世帯で高かった。

肥満者は男性30.4%、女性21.1%…女性は年収により差も

《前田 有香@リセマム》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×