賞金は増額されるが、同コンテストからスマートフォン・ハッキングが削除されている。標的となるシステムには、Internet Explorer、Apple Safari、Google Chrome、Mozilla Firefoxを実行するWindowsマシンおよびMacが含まれる。
これまでとは異なり、同コンテストは競争中、全プラットフォームでポイントベースとなる。ゼロディ・エクスプロイトを開発するとボーナスポイントが与えられるが、ここにある改定版のルールで説明されている通り、決定的なものではない。
上位の参加者3名は順に、それぞれ6万ドル、3万ドル、1万5000ドルの償金を獲得し、障害を生じさせることに成功したラップトップがもらえる。同コンテストは、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーで3月7日から9日まで開催されるCanSecWestの会期中に行われる。従来通り、TippingPointが同コンペを後援している。
Chromeのハッキングに対して、Googleが別途2万ドルの賞金を提供する。
手順の修正に対するリアクションはどっちつかずだ。Pwn2Ownで連続して勝利しているCharlie Millerは、「新しいルールには複雑な心境だ」と語った。「賞金が増額されたのは良いが、オンサイトで作業するのは私のスタイルではない。」
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(翻訳:中野恵美子)
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