米Mozillaは17日(現地時間)、SOPA、PIPAの両法案に抗議するインターネット上の仮想ストライキに参加すると発表した。 SOPA、PIPAの両法案は、アメリカで審議中の著作権保護に関する法案だが、その内容に問題があるとして物議を醸している。米国映画協会(MPAA)、米国レコード協会(RIAA)などコンテンツホルダーは支援しているが、インターネット関連企業は強く反対しており、ホワイトハウスも両法案を支持しないと公式に発表している。 インターネット上の仮想ストライキは両方案に対する抗議のために計画されているもので、すでに100以上の企業などが参加を表明。一定の時間、ウェブサイトを非公開にするなど、サービスを停止する。17日には、ウィキペディアもこのストライキに参加して24時間にわたりサービスを停止すると発表した。 Mozillaはこのストライキに参加する手段として、Firefoxのデフォルトページをブラックアウト。また、Mozillaのウェブサイトを特別なアクションページにリダイレクトする。この2つの手法によって多くの人に両方案に対する啓発ができるとしている。 実施期間は、アメリカ東部時間の18日午前8時から午後8時。ただし、ストライキの間もFirefoxは問題なく利用することができる。